ダニについて
2025/12/09
こんにちは。米岡です。
本日はマダニに関して再度記事を書いていきたいと思います。
マダニはダニの一種です。
いつものお散歩コース、公園、庭などいろんなところに生息していますので、他の犬と接
触がなくても散歩中に拾ってしまったり、人間の服や靴についてきて家の中に侵入してく
ることもあります。もちろん、家の中だけで生活している猫にも感染することがあります。
吸血したマダニはすごく大きくなります😲!
目でみてダニと分からないで「黒いできもの」が主訴で診察にくる飼い主さんが非常に多いです。
ダニは皮膚にしっかり噛みついていますので、
無理矢理引っ張って取るとダニの身体の一部だけが体内に残ってしまうことがあります。
その場合、最悪皮膚を切開して取り出さなければいけなくなります😢
黒いできものがあって、もしかしてダニかな?と思った時は病院にご相談ください。
(一応、吸血が終わってお腹がいっぱいになったら自分から外れますが、数日かかります)
【どんな悪さをするの?】
マダニの感染には、直接的な被害と間接的な被害があります。
◎直接的な被害
・皮膚炎
・吸血による貧血
◎間接的な被害
・感染症の媒介
(SFTS、日本紅斑熱、ライム病、ダニ媒介性脳炎、バベシア症など)
直接的な被害も嫌ですが、恐いのは間接的にダニから感染症に移されてしまうところです。
特に今年はSFTSの被害が東日本や北海道でも初めて確認され、ニュースになっていましたね。
SFTSのように、動物だけでなく人にも感染する病気をダニが持っていることがあります。
~ちなみにSFTSとは??~
日本語名は「重症熱性血小板減少症候群」と言います。難しい名前ですが、
要はダニが媒介するウイルスによって引き起こされる恐ろしい病気です。
発熱、ぐったり、貧血、消化器症状などがでて、酷いと死にいたってしまう病気です😲
今までは西日本で多い病気でしたが、今年北上して発見されていることで話題になっています。
そんな厄介なマダニの被害を受けないように予防しましょうというのが本日の内容でした。
ノミ、ダニは通年の発生と被害が報告されています。
フィラリアは冬の間お休みしても良いですが、ノミダニの予防は通年行うことをお勧めしています。
おやつのようなチュアブルタイプや身体に垂らすタイプのものなどありますので、
分からない方は是非一度ご相談ください。
--------------------------------------------------------------------
みたかマロン動物病院
住所 :
東京都三鷹市野崎4-7-1 マロンテラス2階
電話番号 :
0422-26-1716
FAX番号 :
0422-26-1719
--------------------------------------------------------------------

